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2013.08.26
展示ごとにガラリと空間が変化するギャラリー 「神楽坂フラスコ」
神楽坂の小路にある、天井も床も壁も真っ白なギャラリーは、展示ごとにその姿をさまざまに変え、訪れる人を楽しませてくれます。
特徴は空間をまるごと使った展示イベント
大人も子どもも楽しめる「フラスコ水族館」
作品たちも海の仲間に
今後の展示は、森のジュース、イスラエルの靴

特徴は空間をまるごと使った展示イベント

神楽坂には、そぞろ歩きが楽しい小路があちこちにあります。その小路の1つにある大きなガラスの扉が印象的なギャラリーが、「神楽坂フラスコ」です。オーナーの日野さんは、同じく神楽坂にある“神楽坂らしい雑貨”をセレクトしたお店「貞」のオーナーでもあります。作り手と訪れる人を結ぶ場所を作りたいと、「貞」から歩いて1分の場所にギャラリーをオープンしました。 こちらでは、生活雑貨や衣類など、身の回りのものをクリエイトする作家さんの個展をはじめ、ギャラリー内にあるキッチンを使ったカフェイベント、畳スペースでのワークショップなど、実にさまざまなジャンルの催しが行われています。面白いのは、催しのたびにギャラリーの様子がガラリと変わること。ただ展示やイベントをするだけでなく、空間をまるごと使ってそれぞれの世界を作り上げる。そうすることで作り手は新たな発見をすることができ、訪れる人は毎回ワクワクできる。そんなギャラリーを、日野さんは目指しています。

大人も子どもも楽しめる「フラスコ水族館」

今回は、7月末から8月頭の週末に行われた「フラスコ水族館」の展示を訪れました。「どんな展示なんだろう?」期待を胸にギャラリーの扉を開けると、ギャラリーの壁では紙の魚たちが気持ちよさそうに泳いでいます。店内のあちこちではつり下げられた紙の海藻たちがゆらゆらと動き、天井には口を大きく開けたサメが。子どもはもちろん、大人も心躍る空間がそこにはありました。

作品たちも海の仲間に

フラスコ水族館を作り上げた6組の作家さんたちの作品も、メインは海の生き物たちです。イカやタコ、クジラやイルカ、カニやエビ、カメ、ペンギンなどが、刺繍小物や消しゴムハンコ、小さな置きものに。注染てぬぐいも、無添加クッキーも、島ぞうりも、みんな海の仲間になっていました。ギャラリーを訪れる人に心から楽しんでいってほしい。そんな意気込みが作品から静かに伝わってきました。


今後の展示は、森のジュース、イスラエルの靴
今後は、野菜や果物のジュースで夏バテ解消イベント「森のジュースすたんど@神楽坂」(8月31日(土)、9月1日(日)12:00~19:00・日曜~18:00)や、イスラエルの手作り靴NAOTOの展示販売「NAOTキャラバン・2013」(9月6(金)~8日(日)12:00~20:00 ・最終日~17:00)などが予定されています。神楽坂を散策しながらふらりと訪れてみれば、きっと素敵なもの・ことに出会えるはずです。

神楽坂フラスコ
かぐらざかフラスコ
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佐藤可奈子
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